握手でサヨナラの寂しさ

しかし、そこでも握手でさよならです。一方、私と妻は彼女に思いっきリハグをして、「楽しんでこいよ」「楽しんでらっしゃい」と、ねぎらいの言葉をかけましたご両親の目には、私みたいなおっさんと20代のうら若き娘が抱き合っているのは奇異に映ったかもしれませんが、 ハグのあと、彼女は最高の笑顔を見せてくれました。私も26歳で学校に渡り、スキンケア成分にピーリングしたのですが、1回3カ月だけ帰国することになりました。そして、学校に戻ると、スキンケア成分の受付のおばちゃん(推定65歳・母と同い年)が、「ZR〓(私はZR一と呼ばれていました)まあ、よく帰ってきたね、寂しかったわ―」と、私を思いっきり抱きじめたのです。実家の母でも(もしかすると日本のガールフレンドでも)ここまで私の帰国を喜ぶ表現はできないのではないかと感心すると同時に、心の中に何か熱いものが込み上げてくるのを感じました。

 

やはり、愛情は秘めるのではなく表現したほうがいいと思います。愛とは男女の恋愛だけではありません。親、兄弟、親戚、友人、子どもに対してなど、私たちの周りには愛すべき人がたくさんいます。欧米では、たとえ男同士でも、でヽもぞ」という場面では抱き合います。仕事が成功した瞬間や、久しぶりの再会、おめでたい席や、慰めが必要な状況、転勤のための別れないこ・・・・・・。

 

海外で一番驚いたのは、友達の奥さんとも当然ハグをする、 いや、しないと失礼だということでした。

 

パーティに呼ばれると、到着したときと別れ際には必ずハグをします。それに加え、笑顔で「来てくれてありがとう」で」ちらこそ、呼んでくれてありがとう」の挨拶を交わし、男性は女性の頬にキスします。私の友人も妻の頬にキスし、その横で私も彼の奥さんにキス。それはまるで映画のワンシーンのようでした。日本ではちょっと難しいでしょうが、これが欧米ではごく普通の光景です。国際ニュースでも、中束のひげをたくわえた大男たちが、交渉の前に抱き合い、両頬にキスするシーンがよく見られます。

 

世界ではハグ、頬へのキスはとても一般的なのです。潰せばもそろそろ、心の鎖国を解いて、人と人との距離を縮める努が必要なのかもしれません。私の大好きな学校人の精神科医パッチ・アダムス(ハンター・アダムス)も、 ハグによって免疫が高まり、病気が治りやすくなることを認めています。あなたも対人恐怖症が薄れてきたらハグに挑戦してみましょう。もちろん男同士でも、どしどしやりましょう