厳しい訓練

永久脱毛がかなり専門的な知識と技術を必要とすることは、もうおわかりいただけたと思います。その一方で、今のところ野放し状態であることも。医師の側はもちろん、美容関係者の間でもこの点が反省され、それぞれ別個にですが、脱毛処理については何等かの資格を条件とすることが話し合われています。

 

 

たとえば、理容師、美容師の方には国家試験があり、皮膚科の知識も必要とされているのです。同じように人の肌や毛を扱って、場合によってはトラブルの心配もある脱毛に、資格が求められないというのは、不思議ではありませんか。一九八五年、約二十人の医師が集まって「日本医学脱毛協会」が発足しました。針を使って脱毛することは医師の間接医療(注射などと同じく、医師または医師が指導して看護婦が行う行為)であると、当時の厚生省が認めています。日本医学脱毛協会では、その後全国各地で勉強会を開くなどして技術の向上に努めてきました。

 

 

その結果、病院での電気脱毛では多くの方に満足してもらえるようになって、トラブルも少なくなりました。脱毛士になるためには、少なくとも看護婦の資格があり、延べ三十時間の前期実技研修、五十時間の自己研修リポートの提出を済ませたうえで、十八時間の後期実技研修を受けなければなりません。脱毛指導士の下でほとんど個人指導によって行われる厳しい訓練を潜りぬけてきた人だけが一人立ちできるのです。